システムアドボカシー

システムアドボカシー
― 社会を変える、声になる。

noimage

リアライズでは、障害のある本人が社会に声を届け、制度や仕組みをより良く変えていく「システムアドボカシー」に取り組んでいます。

差別や偏見、バリア(=障壁)をなくしていくには、当事者自身が感じている困りごとや課題を発信し、その声を行政・企業・地域社会へつなげていくことが大切です。

たとえば駅や商業施設、バスや電車など、移動や日常生活に関わる場所での不自由さ。
それを「仕方ない」で終わらせず、どうすれば誰もが安心して暮らせるかを考え、実際に調査や提言を行い、まちに変化を起こしていきます。

守られる存在ではなく、共に社会をつくる一員として。
障害のある人が地域で自分らしく生きるために、声をあげる力を大切にし、その力が社会を動かす原動力になると私たちは信じています。

まちづくり・交通をよくする活動

「移動の自由」は基本的人権のひとつ。
リアライズでは、駅や施設、バスや電車のバリアフリーに関する調査や提言を行い、泉大津TRYなどを通じて、当事者自身がまちづくりに参画しています。
誰もが安心して出かけ、暮らせる地域の実現を目指し、声をカタチに変えています。

泉大津TRY

障害のある人や高齢者、ベビーカーユーザーにとって、お店に入るときに不安を感じることは少なくありません。一方で、お店側も歓迎する気持ちがあっても、お互いの思いが伝わりにくい現状があります。泉大津TRYでは、「つながり」を大切にしながら、誰もが利用しやすい街づくりに地域と一緒に取り組んでいます。

泉州地域の取り組みへの参画

泉州地域の一員として、地域課題の解決やまちづくりに積極的に参画しています。バリアフリーのまちづくりや公共施設の改善提案、地域イベントへの協力など、障害のある当事者だからこそ見える視点を活かし、地域との連携を大切に、共に考え、共に進む取り組みを進めています。

大阪府営公園のバリアフリー化

大阪府内に19ある府営公園において、障害のある人や高齢者、小さな子ども連れの家族など、誰もが安心して楽しめる公園づくりを目指しています。実際に現地の調査をして、現地の管理者や府の担当課の皆様と協議を重ねることで出入口やトイレ、園路、遊具などの利用しやすさをチェックし、必要な改善を提案しています。

鉄道の駅の移動円滑化の取り組み

鉄道を主とする公共交通機関は、障害のあるなしに関わらず誰にとっても利用できるべき施設です。無人駅の増加や様々な設備が自動化されていく時代ではありますが、誰も取り残されることがないよう、エレベーターの設置状況、段差解消、案内表示、音声案内や点字ブロックの整備など、事業者や行政と取り組んでいます。

法律や制度をよくする活動

障害者も健常者と同等の権利が保障される社会を目指し、障害者が中心となり社会を変えるための取り組みを障害者自立生活運動といいます。
泉州、大阪府、関西、全国の多様な障害者団体と連携し、国や地方自治体に対して、障害者の権利擁護を目的とした協議を行ったり、障害者をとりまく問題を社会にむけて発信したり、差別を受けた人を救済するなどの取り組みを行っています。

重度障害者の24時間介助の仕組みづくり

重度障害者が地域で安心して生活するには、昼夜を問わず必要な介助が保証される仕組みが必要不可欠です。まだまだそういった生活は一般的ではない現状がありますが、時には本人と共に行政に対して必要性を訴えます。そうして地域社会で重度障害者が暮らしていく基盤づくりに取り組んでいます。

移動支援制度の改善に向けた活動

2016年に施行され、2024年の改正では合理的配慮の提供が民間事業者でも義務化された本法ですが、地域では無意識の差別や合理的配慮の不足がいまだに多く存在します。私たちは、泉大津TRYを代表とする様々な取り組みによって、本法の周知啓発に取り組み、誰もが尊重される社会をめざして、一人ひとりの意識を変える活動を続けています。

障害者差別解消法についての活動

障害のある人が自由に外出するためには移動支援制度はとても重要な仕組みです。しかし、市町村ごとに制度の運用に差があり、使える範囲や支援内容がバラバラなのが現状です。
私たちは、必要な移動のための支援が受けられるよう、市に向けて制度運用の改善に向けた提案を地域の障害者団体とも協働し取り組んでいます。

特定非営利活動法人
自立生活センター・リアライズ

〒595-0071 大阪府泉大津市助松町1-3-33 エクセラート北助松1F店舗4

お電話でのお問い合わせ
(受付時間 10:00~18:00)